みなさんこんにちは。
PC・スマホ修理のEye Smartです。
今回はスマホにまつわる話題として、今注目の「折りたたみ式スマホ」をとりあげてみたいと思います。
折りたたみ式スマホはこれまで、MotorolaやSAMSUNGなどから発表されていますが、この度ついにGoogle純正端末として「Pixel Fold」が登場!
Pixelシリーズはリファレンスモデルと言って、他のAndroidスマホのお手本となるシリーズ。
今回のモデルは「Googleが考える折りたたみ式スマホ」といった位置付けとなるのでしょうか?
一体、Googleが理想とする折りたたみ式スマホはどんな魅力が詰め込まれているのか、詳しく解説してまいります!
スペック一覧
Google Pixel Foldの基本スペックは、以下の通りとなっています。
CPU | Google Tensor G2 |
ROM | 256GB |
RAM | 12GB |
ディスプレイ | (閉)5.8インチ (開)7.6インチ |
カメラ性能 | メイン 望遠-1200万画素 広角-4800万画素 超広角-1200万画素/フロント1200万画素 |
サイズと重量 | 79.5(オープン時:158.7) x 139.7x 12.1mm 187g |
バッテリー容量 | 4,727mAh |
SIM | デュアルSIM(eSIM + nanoSIM) 対応 |
従来のSIMカードと合わせてeSIMにも対応するなど、実は折りたたみディスプレイ以外にも魅力的なポイントがあるんですね。
しかもGoogle純正というだけあって、OSアップデートが5年間もサポート!
長く運用できるのも、Pixelシリーズの魅力です。
Google Pixel Foldの特徴
Google Pixel Foldは「折りたたみ式ディスプレイ」を搭載することにより、いかにしてスマホの可能性を高めたのか。
色々とチェックしてみましょう。
最大の特徴「折りたたみ」実用性は?
Google Pixel Foldの特徴として一番気になるのは、やっぱり「折りたたみディスプレイ」
主にチェックするポイントとして
- 耐久性
- 折り目
- アプリの大画面対応
が挙げられます。
まず耐久性に関しては、ほぼ問題ないようです。
Googleでは「折りたたみ式スマホとして最高レベルの耐久性」と発表しており、実際に使ったユーザーからも「すぐに壊れた」という評判も今のところは見かけません。
「多くのスマホではヒンジを製品に融合しようとしていますが、当チームではヒンジを際立たせることにしました」とカッターは話します。また、このヒンジは折りたたみ式としては最高レベルの耐久性も実現しました。
引用元:Google
このように、Googleとしてもヒンジの耐久性にはかなりの自信があるようですので、ひとまず安心して良いでしょう
しかし、折りたたみについてはもう一つ重要な確認事項があります。
それは「折り目」です。
実際のところ、開いた状態で全く折り目が見えないということはないようです。
目立つほどではないものの、角度によってはハッキリとわかる程度には折り目がついてしまう点は割り切る必要があります。
ただ、電子書籍を使う人にとっては「実際の本の折り目に見えるので、あまり気にならない」という声も上がっています。
また、一部のアプリは開いた状態での大画面表示に非対応となっています。
これについては、今後の折りたたみ式スマホの普及も見据えて各アプリのアップデートが期待できますので、もう少し様子見としましょう。
画面については更に、
- 2つのアプリを並べて同時に使うのにも便利
- 閉じた状態でのアスペクト比もちょうどいい
という声も上がっています。
折り目についてなど小さな課題もありますが、折りたたみ式ディスプレイについては概ね好評のようです。
バッテリー駆動時間は?
Google Pixel Foldは折りたたみ式の大画面に加え、閉じた状態での画面も搭載しているため、やはりバッテリー駆動時間は気になるところです。
実際のところ、一般的な普段使いで一日は持つ程度で若干の発熱が気になるといった評判が多く見受けられますが、使用頻度はもちろんのこと、閉じた状態と開いた状態のどちらでの使用が多いかによっても変わってくるかと思われます。
なので、「可もなく不可もなく」くらいで気持ちの準備をしておきましょう。
これまでの折りたたみとの比較
折りたたみ式スマホには、これまでにも
- Motorola RAZR 40 Ultra
- Galaxy Fold
などが発売されています。
これらの機種と特徴を比較してみましょう。
まずMotorola RAZR 40 UltraはGoogle Pixel Foldと違い縦方向の開閉となっています。
つまり、折りたたむことによって得られる携帯性が利点の機種です。
Google Pixel Foldが折りたたみによって実現しているのは、大画面化による快適性なので、これら2つの機種はコンセプトが全く異なるものとなります
では、同じように横方向に見開くGalaxy Foldはどうでしょうか?
こちらも、折りたたみ式にすることで快適性を実現した機種となります。
ですが、この両者にも大きな違いがあります。
Google Pixel FoldはGoogle純正というだけあって、やはり搭載されるのは「素のAndroid」です。
キャリアアプリなどが予めインストールされておらす、最悪の場合はそれが不要であってもアンインストールできないといった煩わしさのなさ、見た目のスッキリ感から、同シリーズであるPixel端末や、そのNexusシリーズは開発者以外のユーザーからも支持を得ていました。
対してGalaxy FoldはSAMSUNGによる工夫が色々と施された仕様となっております。
例えば、専用のタッチペンである「Sペン」による手書き入力やアイディアスケッチなどは、必要な時に大画面を使える折りたたみ式スマホだからこそ恩恵を受けられるオプションです。
Pixelシリーズが「リファレンスモデル」や「リードデバイス」と言われ、すべてのAndroid端末のお手本となるデバイスであることから、今後のGalaxy Foldシリーズやその他の「大画面化をメリットとした折りたたみ式スマホ」もGoogle Pixel Foldを基準にデザインされることでしょう。
となると、Motorola RAZR 40 Ultraのように「縦方向への折りたたみ式スマホのリファレンスモデル」としてのPixelも、発表されるのでしょうか?少し疑問ですね。
タブレットの代わりになる?
「折りたたみ式スマホがあれば、もうタブレットは必要ない」
この声はしばし聞きます。
これについて賛否はあるかと思いますが、
- 大画面に「特化」するのか「切り替え」できるかの違い
- 折りたたみ式iOS端末は、今のところ未発表
の2つの理由より、まだ純粋なタブレット端末の需要は続くのではないかと考えられます。
例えば、普段からタブレットを別に持ち歩いており、かさばるなど気になる点がない場合
また10インチ以上の大画面・高解像度の快適性を重視したい場合などは、タブレット+スマホの組み合わせの方が恩恵が受けられるかもしれません。
開いた状態での大画面による快適性は、あくまで簡易的な快適性の最適化・拡張でしかないからです。
ただし、「スマホゲームをよくする」「通勤中に電子書籍を読む」など、純粋に「大画面スマホ」が欲しいといった場合、やはりGoogle Pixel Foldなどの折りたたみ式スマホの方が有意義な選択肢ではないかと思われます。
まとめ
では、今回のまとめに入りましょう。
- Google Pixel Foldは必要な時に画面を拡張できる折りたたみ式スマホ
- ヒンジはGoogleも自信があるほど頑丈
- 折り目は若干気になる程度
- 電子書籍を読むにはかなり快適!ただし、タブレットの代わりとしてはまだ難しい
Eye SmartではPC・スマートフォンの修理を行っています。
画面が割れてしまった、充電が持たなくなったなどのお悩み、是非ともご相談下さい。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。